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オフショアチームでアジャイル開発を導入するには?

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オフショアでのアジャイル開発のケース

オフショアチームによるアジャイル開発のケースとして2通り考えられます。

ブリッジSEを通して、プロダクトオーナーが要望を伝えるケースと、2つ目は、社内チームと外部チームを同時に編成するケースです。

後者の社内チームと外部チームの両方を混在させるケースはオフショアチームを後から加えたときに起こりえます。

どちらのケースにおいてもアジャイル開発をオフショアでやるのはコミュニケーションが取り辛いことから、管理の難易度が高くなりリスクとなります。

そのようなリスクを落とすため、オフショアでアジャイル開発を成功に導くために以下のステップを検討してみてください。

ステップ1. コミュニケーション力のチェック

アジャイル開発の最大の障壁はコミュニケーションです。

アジャイルではコミュニケーションを重視しているため、お互いに意図が明確に伝わっていなければなりません。

コミュニケーションはオフショアの弱点であり、その弱点を補うことに力を注ぐ必要があります。

コミュニケーションが苦手なオフショアチームは避けるようにしましょう。

アジャイル開発を行う候補のチームとオンラインでミーティングをしてみましょう。

通訳を入れながらでいいので、メンバーにこれまでの開発の経験など説明をしてもらいます。

スクラムマスターとなるリーダーがアジャイル開発について理解しているか聞くこともよいでしょう。

質問に対してこちらが想定している答えが帰ってくるようであれば、開発の依頼を検討してよいでしょう。

ステップ2. オフショアチームには当初ウォーターフォールで開発

アジャイル開発を日本人のチームで組むだけでも大変なことですが、オフショアメンバーを加えるとなればいろいろな問題が出てきます。

メンバーを揃えてすぐにアジャイルでプロジェクトに取り掛かってしまうと破綻する確率は高く、お金と時間を無駄にしてしまうことになります。

外部のオフショアチームには、アジャイルを一緒にやってもらう前提で最初の開発は小さなウォーターフォールのプロジェクトから始めるといいでしょう。

これは外部のオフショアチームが既存チームと同じツールやフレームワークを使用するように慣れてもらうことが目的です。

また、ウォーターフォールを使用することで、外部チームがどの程度こちらの伝えたい仕様を理解をして開発ができるか把握することができます。

プロジェクト立ち上げの際して多くの不確定要素を抱えるのではなく、ある程度事前に結果を見ることでオフショアチームと長期にわたって連携ができるかどうかをテストすることができます。

オフショアチームでアジャイル開発を導入するには?

ステップ3. 最後に同時にテストをする

ウォーターフォールでの開発が順調に進んでいるようであれば、次に開発に関してコミュニケーションがとれるか確認をし、問題があれば見つけて修正をしていきます。

ウォーターフォールテストによって、オフショアチームも社内チームと同じツールやルールで走っているはずです。

開発に関して小さなリクエストを行い、徐々にアジャイル開発に切り替えていきます。

これで、基本的な要件はほぼ満たされ、本格的にアジャイル開発を進めることができます。

ここまで到達するまでの道のりが長く感じるかもしれませんが、コミュニケーションがとれる有能なチームが育てば、オフショアであってもアジャイル開発で問題を解決していけるようになるでしょう。

オフショア環境でのアジャイル開発は、まず小さなプロジェクトをウォーターフォールによりクリアにし、コミュニケーションラインを育て上げていくステップにより、無理なく導入することができるでしょう。


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